論理学をわかりやすく

そもそも論理学とは

論理学は、思考の筋道および、知識の構造を研究する学問です。

少しわかりにくいですね。例を見てみましょう。

1.「すべての人間は死にます」「ソクラテスは人間です」

 =「ソクラテスは死にます」

2.「これは机です」「今日は晴れです」

 =「これは机で空が晴れます」

1と2は極端な例ですが、どちらのほうが結論に納得できたでしょうか。この場合、1が論理的な意見です。論理学は、一つの結論を納得させていくように道筋をつけていく学問、という認識でOKです。

論理学的に考えるときのルール

必要になるルールは、基本的に3つあります。このルールに従ってはじめて、物事を論理学的に捉えることができます。

1.例外がないこと

2.自己矛盾しないこと

3.A=Aを守ること

まだよくわかりませんね。例題と一緒に見てみましょう。

基本的な考え方

上記のルールに従って実際に問題を見てみましょう。ルールに照らし合わせて考えるだけです。

1)「私はレモンが好きだ」という意見は論理学的であるか。

答えは「No」です。

例外がない」というルールに反しています。具体的に言うと、

レモンが嫌いな人もいる

 =例外が生じる

 =論理的な意見ではない

ということになります。論理学は例外を嫌います。あくまですべてに対して成り立たなければならない。つまり、例外が存在するもしくはするかもしれない時点で、論理的とは言えないのです。最初に取り上げた「すべての人は死ぬ」というのは誰にでもあてはまりますよね。同じようにこの意見が論理学的になるためには全人類がレモン好きという奇妙な世界になる必要があります(笑)

2)「私は生きていると同時に死んでいる」という意見は論理学的であるか。

答えは「No」です。

自己矛盾しない」というルールに反しています。矛盾した時点でその意見は論理学的ではありません。

3)「私は私である」という意見は論理学的であるか。

答えは「Yes」です。

A=A」というルールに沿っています。論理学では『「A」は本当に「A」です。』ということを確認しなければいけません。(Aの意味を設定しています。)複雑だと思う場合は決まり事と考えてOKです。

3つのルールに沿うかどうかを考えるだけです。少しわかってきましたね。

ちょっとした注意点

3つのルールが基本的な考え方ですが、このルールだけでは判断し難い問題もあります。そこで、そういった問題の簡単な見分け方を紹介します。

1)「タバコは健康に悪い」という意見は論理学的に正しいか。

答えは「No」です。

ん?いやいや、ちょっと待った!

「タバコには危険物質が含まれている」「危険物質は健康に悪い」

 =「タバコは健康に悪い」となるのでは?

いえいえ、これはよくある間違いです。一見正しく見えますが、論理学的に考えるとそうとは言い切れないのです。なぜならこのタバコのデータを研究して、結論を出したのは「医学」のお話だからです。

このように他分野の学問で証明されるものは論理学では扱えません。「地球は太陽の周りをまわっている」「1+1=2」というのも同様に論理学の世界では成り立ちません。論理学的に考えるときは日常生活になじんでいる「医学」「科学」「幾何学」「数学」「地理学」などの情報に注意する必要があります。

まとめ

論理学的に考えるときには

  • 例外がないか確認する
  • 矛盾してないか確認する
  • A=Aになるか確認する
  • 他分野の学問ではないか確認する

ということに注意してみましょう。あまり難しく考えずに、上記のルールに沿うかどうかを考えてみてください。

harukata

「大学では何をするんだろう?」「実際の授業はどんなの?」と思っている方のために大学の授業内容や、現役大学生に向けて、知っておくべき社会の問題などを主に紹介しています!将来に少しでも不安を感じている方の力になれれば幸いです。

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