「進路」「将来」に悩む高校生へ

「やりたいことが見つからない」のはダメなことか

「知名度とかランクとかではなくて、自分のやりたいことのできる大学、将来就きたい仕事につながる経験ができる大学へ行きなさい。」こう言った意見はもっともですが、入学前の学生が手にできる情報は外側から見える一部の情報でしかありません。大学では、授業、先生、何から何まで様々で、入学後の経験は未知数です。

高校では、進路指導やホームルームで自己分析によって興味関心をみつけだし、それに合った学部や学科を調べ、目標を決めるというのが典型です。入試傾向を分析し、対策を立てて勉強します。気になる分野も特にぴんと来ないまま、周りの進度に焦る生徒は、「やりたいことが見つからないのはダメなことなんだ。」と思い込んだり、自分の興味関心を無理やり作り上げ、それに合った学部や学科を決めたりします。しかし、こういった例が必ずしも悪いわけではありません。進学した先で才能が開花したり、逆に、やりたいことを決めて入学した学生は期待とのギャップに落ち込んでしまう場合もあります。そのくらい大学は多様な進路に進むことができる場所なのです。

やりたいことがわからない人がすべきこと

やりたいことがわからないのはいたって「普通」の状態です。自分は本当に何がしたいのか迷うことが自分を成長させるのに必要です。もう一度言いますが、自分のあれこれについて迷うことは普通なのです。焦る必要はありません。ただし、ここで絶対にしてはいけないことがあります。頭の中で迷うだけで何もしないことです。迷ったときは目の前のことをやり続けてください。好きであれ、嫌いであれ、続けることが重要です。「好きだから続ける」のではなく「続けるから好きになる」というのが正しいのです。

「好きだから続ける」といった人はまずいません。かならず困難があります。「最初はうまくいったのに…」、「楽しかったのに…」、そんなことは珍しいことではなく、当たり前なのです。ですから、そんなときにこそ続けてください。またいつの間にかあなたを助けるツールになっているはずです。

大学に入るまでに必要なこと

高校では暗記が主な勉強であり、ゴールです。しかし、大学はそれがスタートです。そこからは、自分の力で悩み、苦しみ、成長するという経験をします。

高校までは問いを設けるのが「先生」答えるのが「生徒」というように役割が分担されています。しかし、大学では問いを設ける役割も自分でやります。ですから、高校までの暗記学習といった勉強は比較的楽なのです。一方、大学ではその暗記したことを踏まえて、自分で問いを見つけなければいけません。さらに大学教員は独創性を求めます。「君の意見は既に発表されている」「この理由では結論に結びつかないのではないか」といったように指摘されながら、自分見つけた課題について悩み続けるのです。知識の暗記が無ければ、大学のスタートにも立てないのです。

大学へ行く意味

上記のようなことを言うと「自分は大学の勉強についていけないのではないか」と不安になるかもしれませんが、大学はそういった不安と向き合うことも含めて悩み、成長できる場です。成長、つまり今の自分から一歩進んだ自分へと変わる機会を得ることができます。自分を変えるということは今日明日でできることではありません。必ず長い時間を要します。(だからこそ今すぐ変わらない自分を責める必要はない。)だからこそ大学という場が提供されているということを忘れないでいて下さい。

まとめ

  • やりたいことがわからないのは当たり前のこと
  • 目の前のことをやり続けよう
  • 大学は成長する場、多様な可能性を秘めている

大学は本当に自由な場です。その環境を生かすためには自分で「問い」を見つけるほかありません。これは大学側は提供してくれないので、極端に言うとどの進路へ進んでも同じです。ですから、今は目の前のことをやり続けましょう。

harukata

「大学では何をするんだろう?」「実際の授業はどんなの?」と思っている方のために大学の授業内容や、現役大学生に向けて、知っておくべき社会の問題などを主に紹介しています!将来に少しでも不安を感じている方の力になれれば幸いです。

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